河原デザインスクールの色彩講座.1 健康とカラー
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1.良く見えるとは?(好印象を与える条件)
- 肌色が明るく、色白に感じ“きれい”な肌色の明度(7.5)に近づく。
- 健康的な肌色の明度(6.5)に近づく
- 肌色が黄み方向に色相変化すると“青白い、不健康”といったマイナスイメージがおきる。
- きれいな肌色の彩度(3S)に近づく場合は好印象。
- 彩度が低く(2S)に感じる場合は青白く、印象が悪くなる。
- 彩度が高すぎて見える場合は“赤ら顔”に感じてマイナスイメージ
2.肌色の見え方
- 洋服などが肌色より高明度、低彩度の場合、肌色の黄みが強調される色相範囲は類似色相、対照色相を問わず印象は悪くなる。
- 洋服などが肌色より高明度、低彩度の場合、肌色の赤み(ピンク)が強調される場合色相選択は類似、対照のいずれでも良い。この場合洋服などに対する個人の主観が
大きい。
- 洋服などが肌色より低明度、低彩度の場合、色相対比により多少肌色の黄みが強く
感じられても、肌色の明度が明るく見えるため良い印象を与える。
3.色合わせの3つのポイント(色の対比現象を理解する)
- 色相対比−ある色のまわりに別な色が接している場合、そのまわりの色によって
色が影響を受け、色みが異なって見える現象
- 明度対比−ある色のまわりに明度が異なる色が接している場合、そのまわりの色
による影響で、明るさが異なって見える現象
- 彩度対比−ある色のまわりに彩度が異なる色が接している場合、そのまわりの色
による影響で、色のあざやかさが異なって見える現象
4.人のタイプ別分類
色のイメージ分布を応用し人を大きく分けると、次の四つのタイプに分けられる
キュート(ウォームソフトの領域) 一般に春タイプと呼ばれる | クラシック(ウォームハードの領域) 一般に秋タイプと呼ばれる |
- 肌:アイボリーベージュ
- 髪と目:黄みを帯びた茶色
- ほほ:赤み(ピーチ)がある
- 若々しい感じ
- キュートでデリケートな感じ
- おきゃんタイプとおとなしいタイプがある
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- 肌:ピーチ/オークルベージュ
- 髪と目:茶/黒
- ほほ:あまり赤みがない
- 都会的で小粋な感じの人
- 強さもある
- シックで落ち着いたタイプとナチュラルなタイプがある
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エレガント(クールソフトの領域) 一般に夏タイプと呼ばれる |
モダン(クールハードの領域) 一般に冬タイプと呼ばれる |
- 肌:赤みがかった色白肌
- 髪と目:柔らかい黒か茶色
- ほほ:赤み(ピンク系)がある
- ソフトで優しい感じ
- 女っぽい
- ピンク派とブルー派がある
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- 肌:ピンクベージュ/ローズベージュ/オリーブ
- 髪と目:濃くはっきりしている黒
- ほほ:あまり色みがない
- 顔立ちがはっきりしている
- コントラストが強く、華やかな人
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